自分で願書を出して台湾の大学に留学する方法

台湾へ留学(大学から)する方法として、ないりーがしたように留学斡旋業者に頼むこともできますが、自分で手続きすることもできます。

今回は、自分で願書を出して台湾の大学に入学したお友達のママから聞いた、その手続きの流れをご紹介します。

聞いた話なので、少し違うところなどもあるかもしれませんが、その点はご容赦を。

台湾留学フェアや大学視察ツアーで台湾の大学情報を収集

お友達のお家でも、もともとはないりーのように台湾留学サポートセンターを使おうか迷っていたようです。

台湾留学フェアで情報収集

最初は、台湾にどんな大学があるか調べることから始めます。
「台湾留学フェア」など旅行会社や留学斡旋業者が主催している催し物が開催されていますので、調べて行ってみるのが良いと思います。

確か、ないりーが高校三年生の時は、6月くらいからフェアが開催されておりました。
昨今のコロナ禍のせいで、来年のフェアがあるかどうかはわかりませんが・・・。

このフェアには、主催者からお話を聞くこともできますし、各大学から生徒が派遣されていることもあるらしいので、台湾での学生生活や、勉強のことを詳しく聞くことができます。

仲良くなれれば、先輩とLINEなどを交換してもっと詳しい情報や相談に乗ってもらえることもあるかも。

台湾の大学視察ツアー

もう一つが、台湾留学サポートセンターなどが主催している、大学の視察ツアーがあります。

限られた日数で、限られた数の大学にしか視察には行けませんが、実際に大学や寮を見ることができますし、通っている学生との交流もあるため、得られるものは多いと思います。

今回お話を伺った親子との出会いは、この大学視察ツアーがきっかけでした。

これらのイベントでは、大学を決める際に知っておきたい情報を得られるように努めることが大切ですが、最低でも以下の点についての情報は得るようにしましょう!

  • その大学に自分が行きたい(勉強したい)学部があるのか?
  • どんなか雰囲気の学生がいるのか(大学から学生を派遣しているところもあります)
  • どのような手続きを踏んで願書を出すのか(必要書類の確認)
  • 授業料や寮費など留学にかかる費用

情報収集をして、気になる大学が見つかったら早速願書の提出準備をしましょう。

願書の提出方法 ~書類の種類と提出時期~

受験を希望する大学が決まったら、大学のHPに記載されているメールアドレスへ (問い合わせフォームなどから) 直接メールを送り、やり取りをしてメールで願書を提出するようです。

大学のHPは、英語と中国語であるところが多いですが、中国語だけのところもありますので少し大変かもしれませんが頑張ってください。

ちなみに、中国語も英語も両方できない人は、代理業者を使った方が安心かもしれません。

さてさて続きです。

大学側に願書を出したい旨を伝えると、必要書類等を知らせるメールが大学側から届きます。

特に入試というものはなく、高校の成績だけで合否が決まる印象。
(これはどの大学にも共通していると思います)

高校の成績だけと書きましたが、TOEICの成績や学科によっては華語検定の成績も必要です。

また、成績証明書や卒業証明書には台湾大使館(台北駐日経済文化代表処のこと)の印鑑(商務認証)が必要なそうで、これを取得するのに意外と時間がかかり、面倒だったとのこと。

日本のお役所でもそうですが、そこにさらにお国柄が加わってパパッと手続きが進まないそうです。

ここは、時間の余裕をもって手続きを行うことを強くお勧めします。

台湾の大学に提出した書類

大学に提出した書類
  • 願書
  • 志望理由を記したレポート
  • 卒業証明書
  • 成績証明書
  • 担任および校長の推薦状
  • TOEICのスコア
  • 台北駐日経済文化代表処の商務認証

※ 大学によって必要書類は変わりますので、必ず大学への確認をお願いいたします

日本と同様、受験する大学は併願が可能です。

願書などの書類をメールで送付する場合には、各書類をPDFにして送ることになりますので、受験する数だけ書類が必要となることは無いようです。
(それぞれ一通で大丈夫)

願書の提出時期について

3月頃に願書を提出し、5月くらいに合否判定がメールで届いたそうです。
(これは大学によって違うかもしれません。電話で連絡が来る大学もあるようです)

ないりーの場合は、3月下旬に願書を提出し、7月中旬に合格の連絡が届きました。

台湾の大学は、入学願書の受付時期が何期にも分かれているところがあるので、自分が行きたい大学の受付時期は必ず調べてみてください。

自身のレベルに合った大学を選ぶ難しさ

ここで、ちょっとした小噺

お友達の娘さんは、高校卒業時TOEIC740点、偏差値の高い学校に通っていましたので 成績優秀。

台湾の大学は英語科のようなところを希望してましたので、メールでのやり取りは英語で、入学してからも授業はすべてALL Englishでございます。

大学の願書の提出に関してはお母さまはほぼ手伝っていないとのことで、すべてご本人が英語でメールのやり取りをし、大使館に書類を取りに行ったそうです。

それでも大学入学当初は、授業についていけず・・・、とのことでした。

逆にTOIEC800点で、このお友達の娘さんの大学より少しレベルの低い大学の英語科に入った別のお友達は、 授業が簡単すぎて大学がつまらないそうです・・・・。

大学選びって重要

どのレベルの大学を受けるのか?これは慎重に選んだ方がよさそうです。

大学の選び方については、別の記事でも書いていますのでご参考まで。

台湾の大学選びがなかなか難しい件

ちなみにないりーは、たぶん彼女の学力(日本の高校での)よりも低いところに入ったような気がします。
中国語で授業を受けるので、ないりーの中国語のレベルにはあっているのかもしれませんが・・・・。

無理して上のレベルを狙ってみてもよかったなーと、母は勝手に後悔しています。

また、自分で受験の手続きをしてみると、本人の現段階の実力が客観的に把握できたり、手続きの大変さを身をもって理解できるので本人にやらせてみてもよかったなーと、ちょっと思っています。

結局は、手数料払って「金で解決」してしまいましたが・・・・・。

よく調べない母もダメダメだったんですけどね。

これから、台湾の大学に進学を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

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